前回はホゾ再生のためにホゾの部分に新たな木片を接合するところまでご紹介しました。
接着剤がよく固まるのを待って、いよいよホゾの形を削り出していきます。
まずはその様子を動画でご覧ください。
ホゾ削り出しの写真でのご紹介です
前回ピンボケで見づらかったスケッチを一緒に撮りました。こんな感じで作業中に寸法や目指す形状をメモしておきます。
横着してすぐそばにあった板の切れ端に描いてしまいました。当然この種のスケッチは完成するとどこかに行ってしまいます、今回初めて日の目を見ました。
切り外した木片も貴重な情報源です。今回継ぐのに使った木片は手元にあったクルミの木(ウォルナット)です。オリジナルはもう少し赤みのある木でしたが、後で色合わせするの問題ないでしょう。
実際にはこの後でほぞ穴との調整のためこの部分に0.1mmの薄板を巻き付けて接着しています。
ホゾの再生作業がわかりやすいように今回あえて順番を入れ替えましたが、実際にはこの作業の前に①「脚の付け根の隙間を埋め補強するクサビを作り」、②「天板の白化を取り除くための天板の研磨」と「分解した各パーツの塗装のノリをよくするクリーニングと研磨」をしています。
それらの動画も撮りましたので、一応ご紹介します。
視点がからわずあまり見栄えのしない映像ですが、興味のある方はご覧ください、何かのご参考にはなるかと思います。
①「脚の付け根の隙間を埋め補強するクサビ作り」
②「天板の白化を取り除くための天板の研磨」と「分解した各パーツの塗装のノリをよくするクリーニングと研磨」