アジアンテイストのテーブル 材の収縮で角に隙間ができています、天板の段差対策を同時にご依頼されました。

アジアンテイストのテーブルと家具の修理をご依頼されました。

アジアンテイストのテーブルは、中央の簀子状の竹の装飾が素敵ですが、この段差があることで「食卓として使いづらい。何とかならないか」とのご相談でした。天板全体を強化ガラスで覆うことを提案したところ採用されました。

また、和机と箪笥の引き出しを修理段することになりました。

和机はお父様の形見なので、文机として使いたいのだが、長年工作台として使われてきてとのことで、天板が傷だらけです。この機会に一緒に直し、テーブルと同じような色にしてほしいとのこと。

引出は出し入れの際に横の部分が欠けてしまった。とのことでした。

テーブルの完成写真 天板に強化ガラスを敷きました。段差がなくなり、使い勝手が良くなりました

作業の経過を詳しくご紹介します。

【アジアンテイストのテーブルの修理】

角の隙間をエポキシパテで補修します

余分なところにつかないようマスキングして埋め込みます

簀子の色合わせです。ご希望の燻竹の色を目指して少しづつ濃くしていきます

全体の色をご希望の色に近づけていきます

色合わせは、ほぼ完了です

足裏に硬質フェルトを貼って完成です

ご希望の色に仕上がりました。今回は色の仕上がり目標として、タンスの引き出しをお借りしてきたので、しっかり色合わせをすることができました

発注していた強化ガラスが到着しました

テーブルとの接点にシリコンゴムの小さな台座を付け、ガラスを載せて完成しました

【和机の修理】

あちこちに3mmくらいの深い傷があります

マスキングしてエポキシパテを埋めます

特に傷の深い所です

乾燥後削り出して平面にします

完成です

【引き出しの修理】

引出の欠けです

レールの部分が突き当り、強い力がかかって欠けたのでしょう

このままでは、しっかり接着できないので、まず整形します

木片を接着します

大まかに整形します

表面を整え

塗装で色合わせして仕上げます。このあと取っ手金具を取り付けて完成です