「クイックネオ、最後の一台。」

2021年も暮れに押し迫った頃。この記事を探し当て、半信半疑で電話したことから全てが始まりました。「はい、あの緑のキャノンデールならまだありまよ」との返事に「それ、購入します」と言っていました。

「きっちり整備した自転車を販売するので、発送はしない」というポリシーのそのお店があるのは名古屋です。新幹線で東京から2時間、事前に申し込めば大きな荷物も運べるので、輪行バックも一緒にそのお店で買って・・・と最初は考えたのですが、往復の新幹線代を考えるとガソリン代+高速代とほぼ同額です。同じカテゴリーのバイクの中では軽い方とはいえ、クイックネオは20kgあります。在来線に乗ったりターミナル駅での移動も簡単ではありません。

いろいろ考えた結果、車で引き取りに行くことにしました。東名高速で見た富士山は、快晴の朝日を浴びて光り輝いていました。

購入したお店は名古屋の津島にある、ヤマシゲサイクルさん。やはり遠かった、でもそれに見合う価値ある出会いが待っている。

12月23日の朝4:00に出発し、お店に着いたのは開店時間の10:00少し前。開店と同時にお店に入り、やっとの思いでエメラルドグリーンのクイックネオに会えました。

組み立ての終わったばかりのクイックネオに初めてのご対面です。色はメタリックなグリーン、サイズもピッタリ。ハンドルもお願いした通り切り詰められています。全体のプロポーションも美しい。すごくいい感じです。手に入れて良かった。予感は確信に変わりました。

とても丁寧なレクチャーを受け、最後にサドルの高さを決め、お店の周りを乗ってみました。感動の乗り心地です。その余韻に浸りながら車で一路東京へ、練馬に帰ります。ネットのサイズチャートで確認した通り、キャノンデールは立てたまま、カングーにすんなり乗ってます。

大きさや形、色もピッタリ合う、クイックネオとの相性の良い新生活が始まりました。