イギリスで購入されたダイニングテーブルの塗り直しを依頼されました。脚の付け根がグラグラすることも直してほしいとのことです。
グラグラするのは脚の固定ビスの穴が経年で大きくなって、ビス軸が動けるようになったためのようです。ご高齢のご家族が「椅子から立ち上がる時にテーブルに手をついて体重を預ける使い方をされている。」とのお話から推理した不具合の原因が、実物を観察することで確認できました。
脚の付け根付近に削れてできた木の粉が付いています。ビスとビス穴がこすれ、摩耗で穴が拡大してきた間にたまった木の粉です。原因がしっかりつかめれば対策の方針も明確になります。
ガタツキが解消しました。この仮組までは手元にあった6mmのビスで仮固定しています。納品時には6角7付き6mmコネクターボルトでしっかり固定しています。