まず、外れていた部材を接着します。仮固定の際、ビスが貫通してしまいましたがビス穴は後から補修できるので今は気にしません。むしろ接着の時に隣り合う表面が面一になるようことが重要です、面が出ていないと後で模様がつながらなくなるからです。ですが外れた個所付近は模様が塗装と一緒に欠損しているのでこれはたいへん難しい作業です。勘を頼りに慎重に位置合わせします。
次に表面を養生して裏返しして作業台にクランプで固定し、脚だけを露出させて脚のレストアをします。
欠損した脚の復元には、一回り大きな木片を接着して削り出します。削るときに接合個所に力がかかりますので単に平面どうしの接合ではなくL字型に継ぎます。(3-3につづく)