2016-04-26 16.56.162016-04-28 09.24.13  お客様のリペアのご要望を付箋紙を貼りながら確認しました(左の写真)。
特になくなってしまった巾木板は、家具の土台です。木目の合う新しい板をしっかり固定して、周囲にしっかり色合わせしました(左下の写真)。

 

2016-04-26 16.57.132016-04-29 08.50.34

取っ手の金具と欠損と引き出しの底板の隙間です(右上の写真)。
金具についてはオリジナルが銅製だったので、同じ素材の太鼓鋲を手に入れ、釘の部分を切り落とし、お椀型の頭に穴をあけ、叩いて整形しました。銅独特の色を出すためバーナーで炙って酸化させ、色合わせしました。実は3か所あったのですが、完成後はどれが直したものか見分けがつかなくなりました(右下の写真)。
底板の隙間については2ミリの薄板を使ってふさぎました。裏板についても同様にふさぎ、色合わせをしました。