2016-05-19 15.08.13

玄関のリペア事例です。
重厚で風格のある木目の、無垢の木でできた玄関をリペアさせていただきました。全て木でできた建具だけに、内側のドアクローザーの取り付けに不具合が生じていました。ここについては不具合個所の桟の一部を新しい堅木に交換し、金具をしっかり固定しなおしました。
また、ドア周りの明り取り窓も桟が太く、その分ガラスが引き込んでいるので養生が難しく、一旦ガラスを外させていただき、仮の樹脂板を取り付けて作業しました。塗装後にクリーニングしたオリジナルのガラスを嵌め直したところ、玄関内部も明るくなりました。
外部の床タイルに接する個所は雨が最も当たる場所です。特に木枠やドアの下端は、木が油分を失い撥水性も落ちているように見えましたので、白化し肉痩せしている部分は、エポキシパテをしっかりとヘラで押し込み、乾燥後周囲と色合わせしました。
その他の木部は極力オリジナルの木目や風合いを活かしたリペアとしました。表面を木目に沿ってブラシで擦り、劣化した表面を落とし、アンティーク家具のリペア手法で、深みのある木目の風合いを回復しました。仕上には対候性のある二液性ウレタンクリアーを使い防水コーティングを施しました。

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この3枚はリペア前の写真です。

玄関ドアのお悩みをお持ちの方、jcraftの橋本までなんなりとご相談ください。メールや電話でのご相談は土日でも大丈夫です。【電話:080-4889-2255、メール:jinsuke.crafts@gmail.com】メールでのご相談なら写真を添付してください、具体的なお話ができると思います。

またご相談いただいて、リペアするとなったら、基本的には次のような段取りで作業します。①現地を拝見します②リペア作業の内容と見積を提出します③リペア内容、金額にご了解いただいてから日程調整し作業にうかがいます④リペア完了です。すこし手間がかかりますが、こうすることで後から思わぬ出費がかさむことはありません。