接着剤が固まったので、立たせてみるとどうも強度的に不安です。
三本足なので安定はしているのですが、脚が細いせいか斜めにかかる力に容易にたわむ気がするのです。
そこで裏側の目立たないところにライニングを回して補強することにしました。

天板の裏側です。脚の付け根のくさびはしっかりしているのですがまだ強度的に不安があります。

補強のライニングを追加しました。これなら安心です。

このライニングは以前ギターを作った時に胴体の内部に回した方法の流用です。ギターでは裏板や表面版と側面の板の接するところにぐるっと一周巻いて接着強度を増すのですが、細かな切れ目を入れて曲線に沿わせる方法が今回の円形テーブルにピッタリだと採用しました。

この作業は動画もご覧ください。

ライニングには以前箪笥の補修をしたときに使った三角形のヒノキ材を使いました。このライニングもクサビも色が白くては興ざめです。
次に色わせをしました。

これまでの動画で時々画面からいなくなることにお気づきだと思います。
実はiphonの裏側で吹き付け塗装をしていたのです。

塗装スペースです。

そのアップです。天板の下側はマスキングしています。

天板の裏に残っていた手書きの文字は読めるように残してほしいというご依頼があり、裏は必要に応じてマスキングしています。
一旦筆で色付けしたライニングも、吹き付けで最終的な色合わせをしました。