ダイニングテーブルの脚をカットするご依頼がありました。元々脚を短くして使う予定で手に入れたダイニングテーブルが、搬入口を通せず、一時宅急便の配送センターに仮置きさせてもらっているとのことで、急遽準備を整え、配送センターに出張してカットすることになりました。(この記事の写真、動画とも撮影:S.Watanabe)

カット完了後、無事ダイニングルームに収まった写真(撮影:S.Watanabe)

カットした対象はマッキントッシュの直径1200mmのチーク製円形テーブルで、今回カット中にご依頼者様に動画を撮影していただけました。

動画編集に不慣れで、途中で画面サイズが変わってしまいすが、どのようにして切っているかご覧いただけるのでご紹介します。

カット作業の前提として重要なのは、この動画の直前に行ったカット位置の正確な罫書です。特に床に斜めに接する脚をカットする場合には、ぐらつかなく仕上げるために必須の作業です。また、この罫書には、床と常に一定の距離を保ちつつ、水平に線を引ける自作の治具を使います。テーブルを上下逆さにし、罫書線にテープを貼って、線が目立つようにしてカットの準備完了です。

またカットに使用しているノコギリは「アサリ」のない特殊なもので、一般的には打ち込んだ木栓の余長を、周囲を全く傷つけることなく切り落すのに活躍するノコギリです。

テーブルの脚、カット jcraft 撮影:S.Watanabe