椅子の脚にキャスターを付けたい、とのお電話をいただき下見にうかがい、ようやくその意図がわかりました。大手メーカーのしっかりした椅子で、結構重く、確かに掃除のたび動かすのは大変です。構造がかなりしっかりしていて強度的不安もないので、ご要望通り、椅子の脚先にキャスターを付けることになりました。

キャスターの高さ分脚先をカットします、床と水平にカットするためにこのような方法でカット線を罫書ます
椅子をしっかり固定して、手鋸で罫書通り切り落とします。
カットした面にサンドペーパーを当て、面取りも済ませます。
カットして切り落とした部材で、取り付け方法の確認をします。
キャスター取り付けの台座となる金具の取り付け位置を確認し
実際に強固な取り付けができるか確認します。センターに穴をあけ、周囲にビス固定用の穴を開けます。
想定通り金具がしっかり取りつきました。
キャスターをねじ込み
必要な強度が確保されることが確認できました。
次に取り付け面の加工用型紙を作ります
椅子6脚の足先は24か所あります。正確な型紙があってはじめて正確な位置に加工ができます。
以降本作業に入り、際に足先にキャスターを取り付けていきます。
足先の面をしっかりだし
型紙でマークした場所に正確に穴をあけていきます
下穴加工が終わったところです。
台座金具がとりつきました。あとは同じ作業をひたすらくり返します。
完成しました。
椅子の後ろの脚にはストッパー付キャスターを取り付けました
移動はスムーズで滑らかです。
しっかりした作りの椅子なのでフレームが緩んだりゆがんだりする心配はありません。
ご要望のキャスター付きの椅子が完成しました。