このところ不思議とフリッツハンセンのテーブルの修理依頼があります。今回はAに引き続きBテーブルの修理です。

養生して工房に運び込んだところです

何回か繰り返しているうちに流石に手際が良くなってきました。Bテーブルは有名なスーパー楕円のテーブルでその個体数も多いのではないでしょうか、決して安いものではありませんが、環境負荷を考慮する昨今、20年以上使える優れたデザインのBテーブルは、社会的にも理想的な家具のあり方を示していると思います。その修理に係われることは大げさでなく誇りに感じています。

まずは天板のクリーニングです、激落ち君を使っています。汚れを浮かせ、雑巾での拭き取りを繰り返し、細かな傷の内部の汚れも取ってしまいます。
いつもの手順で仕上げていきます
再塗装がほぼ完成した段階の接写です。
木目の色や、艶・手触りも申し分なく仕上がりました。
ついで脚のクリーニングです
足先のキャップに錆うつりしたり、汚れが目立っていますがクリーニングでどこまできれいにできるかご覧に入れます。
まず普通に洗浄します。
ついで、お皿に並べ重曹を振りかけます
そこに適量の水を霧吹きでかけ、一晩おいて
歯ブラシで擦り洗いすると
ここまできれいになります。後は組み立てて納品にうかがい完了です。