ドアの交換を依頼されました。これは交換前の状態です。ドアの上で横にわたっていたに部材が取れてしまっています。ドアの左右の枠の下端も白アリにやられ、基礎から浮いた状態になっています。

ドアを開けたところです。規格外の縦長で小ぶりなサイズのドアです。防犯上鍵付きでなければならないので、さらに選択肢が狭まり、既製品のドアではこうした条件を満たせません。交換するドアとドア枠を作る必要があります。

内側から見たところです。向かって左側の枠がL金具を介して外壁の縁にビス固定されていました。

固定部分の細部です。この固定方法では強度が不十分です。

玄関わきから直接庭に入るためのドアの修理を依頼されました。現場で拝見すると、ドア枠が白アリの被害にあって基礎から浮いた状態になっていました。建物と外壁の間に挟まる形になる後付けのドアなので、ドアの上の横桟がなくなっている現在の状態では、いつ枠ごと外れて倒れてしまってもおかしくありません。まず枠を白アリに強い材料に交換して、建物や外壁への固定のしかたも改める必要があること、また特殊サイズのドアなので、新しく作り変えるしかないことを説明しご了解いただきました。(1-2へつづく)