完成したリフトです。左側に吊り下げた布バケツには20キロ以上の砂が入っていて、ネオを常に10キロ弱の力で吊り上げています。

それでは、リフトの制作過程のご紹介です。

まずは完成したリフトをご覧ください。

リフトの使い方は、ネオを床マークの合わせて停車し、少し傾けてフックに掛け、ゴムバンドで固定します。
反対側から見るとこんな感じです、フックに掛け、手を離すとカウンターウェイトの力でネオが垂直に自立します。後はリフトのハンドルを持ち上げてストッパーを挿して固定します
画面中央、棒状のハンドルのついた部材を起こし、リフトのメインフレーム2本の間に挟むと、洗車に便利な高さの中間固定ができる仕掛けです。
こうすれば、別途オリジナルで作った洗車桶でタイヤやフレームの水洗いができます。
リフトの詳細です。リフトはレッドシダーのツーバイフォー材製、オイル仕上げです。最後に真ん中にjcraftのマークをステンシルしました。
リンク機構の軸は4か所あり、ダブルナットにしたボルトナットがフレームを貫通しています。
右側の複雑な形状のモノはネオを吊り下げるフックと固定するためのボール止め付ゴム紐の留め具です。ローテクな印象の仕上がりですが、リフトの素材を木やゴムにすることでネオを傷めることがないのが最大の利点です。

では、制作の過程をタイムラプスでご覧ください。

据え付け場所を決めて、制作開始、。メインのリンクができるまで。
メインリンクの主軸を補強。ネオ本体とカウンターフェイトで常に50キロくらいの荷重です。不安材料を補強で払拭します。
ストッパーを付けて基本的な形が完成。
さっそくクイックネオを吊り上げます、完成です。

動画の最初の3本で、向こうの方でゴチョゴチョやっているのは、寸法を確認したり、細部の方針を決めたり、しっかりしたCAD図面を作成すれば済んでいたはずの事です。楽しみながら作ろうと思って作り始めたものの、しっかり検証した寸法が決まっていないので、その都度考え、必要なら採寸しなおし、それが結構なストレスになりました。タイムラプス映像の画面に動きがないのは、ほとんどがこうした理由です。やっぱり作り始める前にしっかり検証した図面は必須でした。これが動画最後の「ふうーー」に思わず現れてしまっています。

作りながら書いていた寸法図、この図に寸法を書き入れたり、細部の形状を直したり。向こうでゴチョゴチョの正体はこれです。今見てもこの図、作った本人が何のことやらわからないくらいです。最後にご参考に挙げて、この稿終わりにします。「ふうーー」。