座卓をテーブルにリメイクして欲しいとのご依頼がありました。

この杉の集成材による50mm厚の天板の座卓を、ダイニングテーブルにして使いたいとのご要望です。
マホガニー調の色味で高さ700mmがご希望との事、天板には細かな傷が散見されます。
外したオリジナルの脚です。センターの溝には棒状のゴムがはめ込まれていて、脚をたたんでそのゴムが床に接する150mmの高さと、脚を立てて、座卓としては一般的な高さ、320mmとのいずれかにできる座卓でした。どうも生け花の教室で使われていたもののようです。天板に残った細かな傷は花器の底でついたものと推察されます。
オービタルサンダーでオリジナルの塗装を削り落とします。塗装の剥がれや細かな傷は完全になくなります。
杉は表面が比較的やわらかい部類なので、ダイニングテーブルとして使うにはしっかりとした塗膜をつけてあげる必要があります。
径が70mmで長さ650mmの新調した脚も同時に塗装しました。天板の所々にあった節まわりの乾燥割れは着色したエポキシパテで穴埋め処置をしました。
仕上げには半艶の2液性のウレタン塗料でしっかりとした塗膜を形成させました。
着色のワイピングを実施し、中塗り、仕上げ塗装と色味を少しづつ入れ、最終的にご希望の色味に仕上げました。